同僚の結婚式
今日は、職場の同僚の結婚式でした。
韓国の方の結婚式には2度ほど出席したのですが、日本と比べると、本当にあっさりしております。
今回は、いわゆる結婚式場を使って、キリスト教形式で行われた式ですが、同じ教会式と言っても日本の場合とはかなり違いました。
まず、新郎新婦の入場後(新郎が先に入り、新婦が父親と一緒に入場、新郎に引き渡すというのは日本と同じです。)、神父さんからのありがたいお話しと、結婚の承認について行われます。
日本でしたら、この間、誓いの言葉と誓いのキス、指輪の交換があって初めて結婚が承認されるのですが、今回は一切なし。
実際は、指輪の交換等するようなのですが、同じく同席していた韓国人同僚に聞くと式でするというのは、最近はほとんどないそうです。
ご両親への挨拶があります。
このとき、新郎はきちんと跪いての遙拝(というのでしょうか?)を行います。
順番は、新婦の両親→新郎両親の順でした。
続いて、キャンドルサービス&ケーキカットなのですが、まずは、新郎と新婦でケーキのてっぺんにあるろうそくに二人で火を付けます(日本で言う「初めての共同作業」というやつでしょうか?)。
続いて、付けたろうそくの火を、新郎新婦、両家ご両親全員で吹き消します。
さらに、新郎新婦、両家ご両親「全員で」ケーキカット。ここで全員がするわけですから、日本的な「夫婦初めての共同作業」は、二人で行ったろうそくへの点火になるのでしょう。
しかも、このとき、日本では「カメラをお持ちの方は…」とみんなでわらわら集まって写真を撮るのですが、そういったアナウンスは全くなし。きわめて淡々と行われます。
いったん新郎新婦が退場し、参列者も三々五々式場を後にします。
この間の所要時間は約20分。日本も本式はこれくらいですが、この後披露宴等があり、1日がかりであることに比べると、やはりあっさりしています。
式場から参列者が出ると親戚一同等で写真撮影です。
参列者は、受付でもらった食券を持って食堂へ行き、食事をして帰ります(ビュッフェかカルビタンが定番だそうですが、この日はカルビタンでした)。
ただ、笑える話しがあるのは、日本的には普通、参列者は式に出て食事、というのがおきまりのコースでは?と考えるのですが、さすが韓国、式に出なくて食事だけして帰って行く人も沢山いるそうです。そういう人たちのために、食堂の一番前には大型スクリーンがあり、式場の様子を映し出していました。
まぁ文化が違えば結婚式も違うと言うことで、良いと言えばいいのですが…大昔に新郎だった立場から言わせて頂くと、やはりあの誓いの言葉は緊張しましたし、キス前のベールをめくる時は、本当にドキドキしながら「おぉっ!」という気持ちになった(どんな気持ちかは…やった方はわかると思いますが、あの気持ちですよ。)記憶があります。
まぁ人前でキスなんてするのも最初で最後の経験で、良い経験といえば良い経験なのですが…。あぁそうか。韓国の人たちはいつも人前で(街中で)ベタベタしてキスも普通にしているから、そういう新鮮さというかドキドキ感はないのかもしれませんね。
| 固定リンク | 0
コメント