【速報】 「平泉」&「小笠原」世界遺産登録に向けて大きく前進!
まずは文化庁の報道発表記事から。
*** 以下引用 ***
文化庁
ユネスコの世界遺産は、各締約国が「世界遺産暫定一覧表」に記載したものの中から推薦を行い、世界遺産委員会の諮問機関(文化遺産においてはICOMOS、自然遺産においてはIUCN)による審査と勧告を経て、世界遺産委員会により記載の可否が決定されます。
今般、我が国から推薦を行っている3つの遺産のうち、2遺産についてICOMOS及びIUCN による勧告がユネスコ世界遺産センターより通知されました。各遺産に係るこれまでの経緯と評価結果及び世界遺産委員会への勧告は下記のとおりです。
なお、「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」については、勧告がなく、追加資料で後日通知とされています。新たな通知日程等については現在関係機関に照会中です。
ICOMOSの評価結果及び勧告の内容
「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」については、「記載」が適当との勧告がなされた。ただし柳之御所遺跡については構成資産から除外することが条件。理由については現時点では不明。
IUCNの評価結果及び勧告の内容
「小笠原諸島」については、IUCNの評価結果が示され、「記載」が適当との勧告がなされた。
*** 引用ここまで ***
いやぁ、本当に良かったというのが最初の感想です。
特に平泉は地元の方々が本当に苦労されながらの推薦でしたし、今回の地震もありましたし、ということで、本当に大変だったと思います。
私も何度か平泉を訪れていますが、そのたびに、行政やお寺さんはもちろん、ボランティアの方々も含めて、本当に町ぐるみで登録を目指していらっしゃいましたので、本当にこの勧告は、私にとってもうれしい限りです。
ただ、平泉のもう一つの中心である柳之御所遺跡について、削除が条件とされており、その理由は明確にされていないのが気になります。
また、気になるといえば国立西洋美術館擁するコルビジュエの建築作品群。どのような勧告がなされるのかは、とても気になります。
他方、小笠原については、こちらは無条件での記載勧告ということで、こちらはほぼ問題なく世界遺産登録がされるのでしょう。
これまでの関係者の皆様のご苦労に改めて敬意を表するとともに、最後、6月下旬の世界遺産委員会に向けて最後までがんばっていただきたいと思います。
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