祝! 平泉 世界遺産登録!!
いやぁ~めでたいっ!
日本時間26日深夜、ユネスコ世界遺産委員会は、昨日の小笠原に続き、「平泉~仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群~」の世界遺産登録を正式に決定いたしました。
平泉は、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、2008年の第32回の世界遺産委員会で、日本の推薦案件では初めての「記載延期」という結論が出され、それ以降、構成資産の大幅な見直しやストーリーやクライテリアの適合を始めとする推薦書抜本的な見直し作業、それを巡る心ない中傷とも言って良いような報道などがあり、また、3月11日の東日本大震災の発生、さらに今回の審査においても、柳之御所が外されるなど様々なことが最後の最後までありましたが、それでも文化庁や地元自治体、国内外の有識者、そして何よりも地元の皆さんなど多くの関係者の方々のご努力のおかげでここまでたどり着くことができたのは、本当に私にとってもうれしいできごとです。
世界遺産は登録されて終わりではありません。登録されたときの価値をそのまま、場合によってはそれ以上に維持し、保全し、次世代に継承していかなければなりません。
ある意味、登録は「始まりが終わった」に過ぎず、これからが本当に茨の道が始まるのかもしれません。
大変だとは思いますが、ぜひとも、これまで以上にがんばっていただきたいと思います。
とはいえ、今日は、この喜びに浸ることにいたしましょう。
本当に、本当に、おめでとうございます!
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