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2013年1月 6日 (日)

ナノ・トラッカー買っちゃった(超いい加減レビュー)

 最近、何とは無しに星を見ることに興味が出てきておりましたが、単に見るだけではつまらない、せっかくなら写真でも…と思い、三脚に固定して星の軌道を撮ったり、広角を活かして何となく止めて見えるような写真を撮り散らかしていました。

 しかし、ネットを徘徊すると、息をのむようなキレイな天の川や星雲写真が沢山あり、しかもそれらの多くは天体望遠鏡を使わず、カメラのみで撮ったモノも多数ありました。

 こういった写真を撮るには…と調べると、星の日周運動にあわせて追尾するための「赤道儀」という装置が必要とのこと。

Img_3419  しかし貧乏な私に何十万円もするものが買えるはずもなくあきらめかけていたところ、世の中にはいわゆる「ポータブル赤道儀」略して「ポタ赤」と呼ばれる安いモノがあるとのこと。その中でも1番安かったサイトロン社の「ナノ・トラッカー」をゲットすることにしました。

 詳しいセッティングの仕方や使い方は、他の詳しい方のサイトを見ていただくとして、私なりに工夫したのが、北極星への軸のあわせ方です。
 本体に開けられた穴から北極星を除いて極軸あわせをするのですが、どう見ても私には無理。
 そこでネットを徘徊すると皆さん、色々工夫されていて、同じポタ赤で超定番な「ポラリエ」のオプションで発売されている極軸望遠鏡を使う人もいらっしゃいますが、意外と多かったのが、同じくポラリエのオプションであるポーラメーターを使うというのが定番中の定番のよう。極軸望遠鏡の1/4で買えるとあって、私もこれを使うことにしました。

Dsc_4364 その使い方ですが、ポラリエにはアクセサリーシューが付いていて、ポーラメーターをそのまま付けられますが、もちろんナノ・トラッカーにはありません。皆さん、ナノ・トラッカー本体にアクセサリーシューを貼り付けている方もいますが、なんとナノ・トラッカーは側面が正しい90度になっていないとのこと。

 そこで考えたのが、クイックシューにポーラメーターを取り付け、極軸を出した後で、クイックシューを取り外し、ナノ・トラッカー本体にクイックシューを付けて三脚に設置すれば、位置ずれを最小限に抑えられるだろうというもの。

Dsc_4365  もちろん本当ならここからさらに穴に北極星を導入して厳密に極軸にあわせなければならないのでしょうが、お気楽に…というのがモットーな私のこと、どうせ除いても北極星が見えないし…と、何となくポーラメーターだけを使って仰角36度付近、磁気偏角7度にあわせただけで、どこまで撮れるモノなのか、とりあえずチャレンジしてみることにしました。

 この日はちょうど木星と牡牛座のアルデバランが近かったので、木星でピントをとりました。なお、とある本に、クロスフィルターを使って光彩が一番細くなったところがピントが来ているところ…との記述があったので、大昔友人の結婚式用に用意したクロスフィルターを使ったのですが、ライブビュー10倍で追い込めば良かったので、かえってじゃまになってしまったようです。

 まずは、従来の方法で三脚にカメラを固定して30秒露光したモノです(以下、星の写真はクリックするとちょっとだけ大きくなります)。

Dsc_4323_0_4

 全体写真では、16mmという広角のために一見すると星が点になっているように見えますが、ピクセル等倍でみると、きっちり日周運動に従って東から西へ動いているのがわかります。

 そこでナノ・トラッカーの出番です。

Dsc_4371  クイックシューにアクセサリーシューを介して取り付けたポーラメーターを、側面にある緯度計を、撮影地である長野県女神湖の緯度に合わせて大まかに36 度にセットし、上面の方位磁石を使って北を出します。もちろん磁北偏差にあわせて約7度東に向けるのを忘れないようにします。

 このポーラメーター、2つほど気がつくことがありました。
 まず、上面にある方位磁石は1度刻みとなっていますが、側面の緯度は5度刻みとなっていて、とてもおおざっぱにしかあわせることができません。コスト的にそんなに差があるとも思えないので、これは1度刻みにして欲しかったところでした。

 2つめが、方位磁石ですが、液体の中に浮いた形でセットされていますが、あまりにも寒かったせいか、取り出してすぐはほとんど動きませんでした。そこでポケットの中で握って少々暖めたら動くようになりましたが、それでもさくさく動くというよりもゆっくり動くという感じでした。
 まぁこんな真冬の夜中(しかも周りは雪野原!)に撮影するのもあまりないのかもしれませんが、もう少し耐寒性能が良い液体を使って欲しかったというのが正直なところでした。

 あと、気になったと言えば、ナノ・トラッカーが今どのようなモードになっているかは、ランプの点滅具合で識別できるようになっているのですが、それを覚えなくてはいけないので、ちょっとわかりにくいと言えばわかりにくいかと思います。

 ここで、一度極望穴を除いてみましたが、星らしい星は見えず、「まぁ良いか」と撮影してみたのがこちら。

Dsc_4328_0

 なんと、星の軌跡が南南西でできる「横」ではなく「縦」になっています!
 これは極軸が全く撮れていない証拠ですので、改めてセットし直して見ますが、やはり何度撮っても同じようになってしまいます。

Dsc_4372  やっぱりポーラメーターだけでは無理かとあきらめかけた時にふと浮かんだ考えが、そもそもポーラメーターはポラリエの本体側面に取り付けられるモノで、クイックシュー面=回転ステージ面と直角な面を基準に撮らなければならないのではないかということでした。

 そこで、緯度計を90度-36度=54度にセットして撮影したのがこちら。

Dsc_4345_0

 見事に星が点になっています。北極星を一度も目視せずにセットした割には、16mm(35mm換算で24mm)という広角な画角にも助けられて、見事に点になったのには感動です。
 色々といじっている間にシャッタースピードが20秒になってしまったのはご愛敬というヤツですね(笑)

 このまま5枚か撮ったところで寒くて限界。ファーストライトはココでお開きとなりました。

 家に帰ってから、「SiriusComp」というフリーソフトでコンポジット合成してみたところ、5枚のうち、3枚目までと4枚目以降で若干ずれが出てしまっているようで、星が点にならず若干流れてしまっていました。これは最後の4枚目と5枚目をコンポジット合成した写真です。

Soutput_comp

 コンポジット合成すると、やはりすこし華やかになった気がします。

*****

 さて、今回のお気楽セッティングでの追尾撮影、正直ココまでできるとは思いませんでした。

 やってみての感想というか反省点ですが、まずはナノ・トラッカーにカメラを乗せるための雲台がショボすぎたというのがありました。
 また、リレーケーブルを「ホテルの部屋に」忘れてしまったのは致命的だったと思います。雲台のショボさと併せて、きちんとセットした後の5枚が点で重なりきらなかったのは、もしかしたらこのあたりが影響しているかもしれません。
 
 他方で、この程度のいい加減なセッティングでもある程度星を追尾できることは収穫でしたし、そのセッティングの際に、クイックシューを使うというのは、何度でも簡単にセットができるので、これは私なりには正解だったなぁと思っています。

 今後は、この方法でどこまで精度がだせるかチャレンジしてみたいと思いますし、それに併せて、レンズの焦点距離も長くしていきたいと思っています。
 … めざせオリオン座&アンドロメダ大星雲!

 お詳しい方やベテランの方からするとかなりいい加減な取り方だと思われますし、もっとこうしたら、こうすべき…という点も多々あろうかと思います。ぜひ皆さんのアドバイスをいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

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2013年1月 1日 (火)

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

 皆さんの昨年はどのような年でしたか?

 私にとって、昨年は、念頭に「穏やかな一年を…」祈ったのに反して、1年で職場が2度も変わったことをはじめとして、公私にわたって本当にいろいろなことがあった年でした。

 今年こそは穏やかな一年であることをつとに願います。

 皆さんにとっても、この新しい年がすばらしい年になることをお祈りしております。

 

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