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2017年2月 3日 (金)

人生初の岐路

 さて、志望校2校に合格した娘ですが、どちらの学校に進学するのかを決めなければなりません。

 1校の手続き締め切りが本日の15時まで。
 それまでに、進学する学校を決めなければならないのです。

 昨晩、妻とは、1つの決断をしていました。

 すなわち、自分と妻は、2つのうち1つの学校の方が、娘の性格と合っていること、また試験問題から透けて見えてくる教員の質の良さも感じられること、さらには、学校全体の雰囲気からしても、娘にはオススメなのですが、娘はもう1つの方が良いと思っている様子。どうも、塾の先生が私がオススメな方をよく知らないようで、また学校の同級生で受験組の子たちも、もちろん余り知らないことから、ちょっとバカにしていた様子で、その影響を受けているのかもしれません。が、娘がなんとなく思っている方の学校は、果たして娘に合うかは、私たちがオススメな方の学校ほど合うのかは、ちょっと微妙に思っているのです。

 しかし、それでも選択は娘自身にさせることにしました。

 今朝、自分のオススメはこちらであることとその理由を娘に告げた上で、昼頃までに決断して、電話をもらうことにして、私は出勤し、娘と妻はじっくり考えることにしました。

 昼間にかかってきた電話では、自分たちのオススメでは無いほうの学校を選択したとのこと。
 しかし、なぜその選択をしたのか、ということを訪ねて返ってきた言葉が、以前妻が言っていた言葉そのもの。
 そこで、さらに、なぜそう思うのか、なぜ良いと思うのか、を聞いたところ、今度はだんまり。

 これは、自分の考えで選択しなければ、6年間という長丁場、何かあった時に、

 

「この学校は親が選んだんで、自分はもう一つの学校に行きたかった。」

と、逃げ道が出来てしまうことになると思いました。

 そこで、手続き期限ギリギリまで待つので、なぜそちらの学校を選んだのか、自分の言葉で私に説明するように命じるとともに、もし、自分の言葉で説明できないなら、嫌で仕方が無かった公立中学に進学させることにする旨伝えたのです。

 果たして、1時間半後、締め切りの15分前に電話がかかってきて、「なぜこちらの学校を選んだのか」を説明してくれました。
 一応、と着いてしまうレベルではありましたが、自分の言葉で学校を選んだ理由を説明できましたので、私たちのオススメでは無い、自分で選んだ学校に進学することになりました。

S2_2 ちょっと厳しいかなぁとも思わないでも無かったのですが、それでも、誰かでは無い、自分で選ぶということと、その選択に責任を持たせたかったので、このような方法をとりました。
 もちろん、私たちがオススメだと思った学校を選んだとしても、同じことをさせるつもりでした。

 小学校6年生、12年生きてきての初めての大きな人生の岐路における選択です。
 苦しんだ選択ではありましたが、それでも、自分の意思と、それを言葉に出して、全責任を自分で負っての選択ですから、逃げることはできません。もちろん、消えないように、紙に書かせて、見えるところに貼っておき、辛くなった時に、いつでも見えるようにしました。

 6年後に、旨を張って「間違っていなかった!こちらで良かった!」と笑って本心から言えるように、今日の辛い選択を忘れないで、頑張ってほしいものです。

 それにしても、今時の小学生は、大変ですね!
  …って、そこまで追い込んだおまえが言うな!と言われそうですね(笑)

 

 
 

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