年末年始は奈良・京都弾丸旅行♪
【プロローグ】
休日出勤中の私のところに、東京にいる家族から連絡が来たのは、そろそろ仕事が終わりかけた頃。
なんでも、「今なら奈良ホテルが1部屋空いている。大晦日は奈良と京都に行かないか?」とのこと!
これにはぶったまげました。あわてて仕事が終わり次第連絡してみると、奈良ホテルでなくてもいいが、久しぶりに奈良に行かないか、とのこと。
あわてて、ホテルを探してみたら、朝夜ご飯無しですが、イイ場所に1部屋確保できましたので、これまたあわてて新幹線を予約してなんとか足も確保しました。
さぁ、思ってもみなかった奈良京都1泊2日の始まりです!
【薬師寺はやっぱりキレイです】
朝早くの新幹線に飛び乗り、昼前には奈良にいるなんて、良い時代になったものです。
で、まず最初にやって来たのが、薬師寺さん。
元々の金堂と東塔に大講堂と西塔が再建された伽藍は、まさに「The 伽藍」という感じで、法隆寺と並んで実は個人的にはとても気に入っています。
特に6重に見えて実は3重の東塔は、「凍れる音楽」と評されるように、やっぱり優美だと思います。また、再建され、朱丹が目に新しい西塔と、時代を経た東塔のコントラストもまた、私にとっては、いつ見ても「良いなぁ」と思ってしまうのです。
そういえば、年末年始なので、もっと観光客がいるのかなと思っていたのですが、大晦日だからでしょうか、思ったより人が少なく、静かに参拝できました。
【唐招提寺もね♪】
薬師寺に来たら、やっぱり唐招提寺にも寄らないと…
ということで、唐招提寺にもちゃんとお参りしました。
前回来たのは、奈良赴任の時には、ちゃんと鑑真和上像の特別公開の時でしたので、20年以上前です。
当然、今日は鑑真さんにお会いすることはできませんので建物だけとなりますが、それでもここも落ち着いた感じがとても心地良いです。
いつかまた、鑑真さんにもお会いできると良いなぁと思っています。
【久しぶりの関西のたこ焼き♪】
さて、大和西大寺駅内で軽く小腹を満たし、近鉄奈良駅まで行って、早めのホテルチェックインをしたら、これまた久しぶりの東向き商店街をはじめとしてあの界隈をぶらつきます。
と、娘がどうもたこ焼きが食べたいと思っていたようでしたので、であればココでしょうとやって来たのが、三条通にある「大松」さん。
東向き商店街のアーケードを出てすぐの小さなたこ焼き屋さんは、古くからあり、奈良赴任時にも、仕事帰りによくお世話になっていました。
ここのたこ焼きは、某チェーン店のように揚げ焼きしないので、本当に美味しい関西たこ焼きという感じで、とても大好きなのです。
娘も大満足だったようで、また食べたいと言っていましたが、その機会が来るのは、さて、いつになるのでしょう?
【残念な興福寺】
大松さんからすぐにあるのが、猿沢の池です。ここからみる興福寺の五重塔が、私にとっての奈良ならではの風景の一つなのですが…なんと修理中ということで、覆い屋がかかっていて何とも残念な状態に。こんなの見たくないやい!と思ってもしかたが無いこと。何でも工事は2031(令和13)年3月までとのこと。
残念ですがしょうが無い。工事が終わったらまたくることにしましょう。
その分、宝物館でたっぷり時間をとり、不空羂索観音像さまや、天平のイケメンこと阿修羅像などを堪能しました。
【お父さんはお好み焼き】
さて、良い時間になりましたし、かなり歩いてお腹も減りました。
そろそろ夕食をとなるのですが、娘はたこ焼きをと言っていましたが、私は奈良と言えばもちろん「おかる」さんのお好み焼き一択!なのですが、今日は年末ということでお店はやっていません。
そこで、次善の策としてやってきたのが、同じく三条通、猿沢池やたこ焼き大松さんの近くにある「かめや」さん。こちらも、奈良勤務時代、おかるさんがダメな時によく来ていた、美味しいお店です。
でも、どうしてなんでしょうね?東京のお好み焼き屋さんって、関西のお店のチェーン店であっても「まぁムリに次ぎ来なくても良いか」になってしまうのですが、おかるさんやかめやさんなど、ムリしてでも何度でも来たくなるのは…。
やっぱり美味しい粉モノって幸せになると思うのは、私だけなのでしょうかねw
【いざ出陣!】
お腹も満足し、お土産を買ってホテルに戻ってお風呂に入り、テレビ等見ながらまったりしていると23時になりました。
いよいよ、今回の旅の一番の目的に出陣です。
昼間の近鉄奈良駅界隈の様子に嫌な予感がしたため、予定よりもちょっと早くに、出発です。
で、やって来たのは東大寺さん。
東大寺の大仏殿は、元旦と8月15日の年2日だけ、大仏の前の窓があき、中がライトアップされ、無料で拝観することができます。
前回奈良勤務の際には、これだけは逃さないようにと通っていたのは良い思い出です。
バスを使ったこともあって、23:20過ぎには南大門を過ぎて列に並んだのですが、それでも、以前からするとかなりの人数です。
とはいえ、年明けと同時に大仏殿回廊の門があき、回廊内に入ると…
うん、これを見たかったんです。
今年一年いい年になるようお祈りし、大仏殿を後にして参道に戻ると…、思った以上に並んでいて、南大門も横を通すように並ばせていました。かなり早いかなと思っていましたが、あの時間で正解だったようです。
【春日大社は…なぜっ?!!】
大仏様に御挨拶した後は、春日大社に回るというのが、当時の当然のルートでした。
もちろん今日もそうしたのですが…なんと、スゴイ人、人、人!
記憶では、たしかに少しは並びましたが、深夜と言うこともあり、1時間もかからずに参拝できたはずなのに、なんとこの日は参拝できたのは27:30を回った頃!正直異常です。ここまでひどく沢山の人がいるとは、思ってもみませんでした。
それでも何とか参拝し、ホテルまで戻ると、28時をちょっと回った頃。ホント、どうしちゃったんでしょうね?オーバーツーリズムも程があると思ってしまったのは、かつての奈良のイメージがあるからでしょう。
【元日は京都に移動】
さて、あけて2025年の始まりです。
昨晩?今朝?がひどかったので、ゆっくり目に起きましたが、とはいえチェックアウトの時間もありますので、それなりに動き始めます。
今日は帰る日でもあるので京都に向かいます。
で、最初に来たのが、家族が来たがっていた三十三間堂。
ここは、1000体の千手観音立像があることで有名で、そのどれかが自分に似ているとも言われています。
こちらには、中学校の修学旅行の時に来たのが最後で(高校も京都でしたが、記憶にない…)で、実は私も楽しみでした。
千手観音様たちは何となく覚えがあったのですが、記憶にはなかったのですが外の庭園がとてもキレイだったのが印象的でした。
【清水寺は…】
さて、これで行きたいと考えていた所は行きましたので、これからどこに行くか?という話になり、せっかくなのでと近くの清水寺に行くことに。
ただ、こちらも昨日の奈良同様、かなりの人、人、人。
まぁ、昼間の有名寺院ですから、混んでいるだろうとは思いましたが、まさかココまでとは…。
おかげで、参拝して三年坂を下りてきた頃には、正直ぐったり。
時間的には、もう1カ所2カ所回れる位の余裕を持った新幹線にしていたのですが、もう良いよね、ということになり、東京に帰ることにしました。
【エピローグ】
新幹線では、3人とも超爆睡!まぁ昨晩が遅すぎましたからねぇ…。
早めに家に帰り、京都駅で買った551の豚まんを夕飯として食べたら、今回の旅は終わりです。
なんだかんだ大変でしたが、まぁでも久しぶりにというところが多く、とても楽しめた旅になりました。
ということで、今年一年が、家族にとって良い一年になりますように!
新旧の春日大社鹿みくじ
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