超国宝展!
奈良国立博物館では、6月15日まで、日本全国の国宝を一堂に会した「超国宝展」という特別展を開催中です。
開催日も残りわずかということで、やっと奥さんも東京からやって来て、見学に行ってきました。
12時過ぎに博物館に着いたのですが、既に長蛇の列!入館までは1時間ぐらいかかりました。
それでも!待った甲斐はありましたとも!
今回私が見たかったのは、中宮寺の半跏思惟像、法隆寺の百済観音像はもちろんですが、やっぱり古代史、特に大和王権の成立なんていうのを大学時代に勉強していた私にとって、石上神宮の七支刀はぜひとも見たかったんです!
この七支刀には金像嵌で60文字が掘られているのですが、その内容が、「百済の王が倭王のためにこの刀を作らた」と書かれていて、これが日本書紀に記載のある神功皇后摂政52年に百済から贈られた「七枝刀(ななつさやのたち)」にあたると推測されている、記紀以外に文字資料がきわめて少ない日本古代史において、そのもつ意味はとっても大きな刀なのです。
しかも、今回の展示会にあたって奈良国立博物館がX線CTによる調査を行っており、これまで推測するしかなかった制作年の「泰和」と言う中国年号が確実にそう読めるだろうことになったという報道があったばかりですので、私もぜひとも見たいと思っていました!
で、実際に見て…うん、こんな間近で直接見られるなんて…。古代史勉強していて良かったなぁと思いましたよ。
超国宝展を堪能したあとは、久しぶりに仏像館を見たり、同じく16日までの興福寺の東金堂の内覧に行ったりと、たっぷりと国宝や重要文化財を堪能しました。
もちろん、夜ご飯は私が愛するお好み焼き屋さん「おかる」さんです。
奈良でいくつかお好み焼き屋さんに行きましたが、やっぱり「おかる」さんは味というかふわっと感とか違うんですよねぇ~。明石焼きもとっても美味しいし。
ということで、いろんなものを堪能できた、とっても良い一日となりました。
そうそう、奈良国立博物館には、今年生まれたばかりの子鹿ちゃんたちも来ていました。可愛かったですよ~♪
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