娘の宿題のために甲府へ行ってきました。
【プロローグ】
中学生の娘の学校は時々変な宿題が出ますが、この夏の宿題として、美術館に行ってくるという宿題が出ました。
そこで、上野でも…ジブリ美術館はさすがにやばかろう…と離した結果、奥さんが見たかった、山梨県立美術館に、ミレーを見に行くことにしました。
いつ行くかということでもありましたが、娘も部活があったり、私もツーリングに行ったりその他の用事をしなければならなかったりとで、なかなか日程が合わず、やっと日程が合ったのがこの日でした。
しかし、この日はお盆休み真っ盛り。中央道が混むのは必定。そこで、渋滞が短くなり始めるお昼に出発することにしました。
実際、狙い通り、出がけには真っ赤だった渋滞情報ですが、走ってみるとご覧の通り渋滞は全くなく、あっという間に目的地である美術館に到着しました。
【山梨県立美術館】
山梨県立美術館は、「種蒔く人」や「落ち穂拾い」等ミレーのコレクションで有名です。
教科書で見たなぁ…というぐらいの無教養な私でも知っているくらい有名な絵です。そんな私でも、本物が見られるとワクワクしていたのですが…実際に見て見ると、確かに迫力はあるのですが、なんとなく暗い感じがするのです。
それはミレーだけでは無く、バルビゾン派と書かれていましたが、フランスの1830年~70年ぐらいの写実主義的な風景画のコレクションも同じように、空が青空なのですが、森というか風景を暗く書いた絵がほとんどで、「なぜこんなに暗いんだ?」と悩みながらの官省となりました。
日本で撮る写真で言えば、-1ぐらい露光補正したような感じなアンダーな写真といえば解るでしょうか、それぐらい暗い感じの絵ばかりなのですが、フランスの風景って、晴れた青空の下でもあんなに暗いのでしょうか?この辺は行ったことが無いのでなんとも言えませんが、とても不思議に思いました。
また、抽象的に書かれるよりも、パキッとくっきり描かれた方が個人的な好みというのがハッキリ解り、そういった点からも、とても興味深く鑑賞しました。
美術館なんて、生涯でも片手で数えられるぐらいしか来たことが無いのですが、とても面白い時間でした。うん、これなら次も来ても良いかなぁと思ったのも確かです。
【小作のほうとう】
17時の閉館時間ぎりぎりまで(入館から3時間近くになっていました!)楽しんでいたため、お腹もすいてきました。
そこで、美術館と道挟んで向かいにある「小作」さんで夕食を食べることに。
私は、暑いので「天ぷら付きおざら」を、妻と娘は果敢にも「ほうとう」をそれぞれ1つづつ頼んでいましたが…ここの「ほうとう」は結構ボリューミーで、二人とも1/4ぐらいずつ残すことに。
食ロス削減に取り組んでいる私としては(単に食いしん坊とも言いますw)、二人の残りもしっかり食べた結果…お腹ぱんぱんに膨れてしまいました。あ~、おざらの汁、飲むんじゃ無かった...
あまり大食漢では無い方が複数人で行かれた場合には、ほうとう1つをシェアするというのも有りですよ。
【ほったらかし温泉】
食べ終わったところでだいたい18時過ぎ。中央高速上りは絶賛渋滞中です。
そこで、少し時間をずらすため、奥さんが行きたがっていたほったらかし温泉に立ち寄ることに。
今日は大気が不安定で…と一時一部地域で雨もあり得る…といった天気予報でしたが、甲府は雲が多いですがとてもいい天気。
となると、この温泉のウリである夜景がキレイなこと。少し雲があるものの、満月に近い月が煌々と照らし、それでも夏の大三角形やサソリ座アンタレス、北斗七星や木星等がバッチリ見える、とてもステキなシチュエーションでの露天風呂を堪能しました。
で、本当ならココで半熟玉子のフライを…と行くところなのですが、さすがに先ほど食べ過ぎたため、私でも食べる気になれませんでした。
… 次からはやはり計算して食べることにします!
【エピローグ】
そうは言っても、コーヒー牛乳を飲みながら、火照った身体を落ち着けて、21時前に岐路に。
狙ったほど渋滞混雑は解消していませんでしたが、10kmの渋滞表示ではあっても、ぺたっと止まってしまうほどでは無いため、途中談合坂SAでの長めの休憩を入れても、23時半には家にたどり着くことができました。
きっかけは娘の宿題ではありましたが、中学生になってほとんど家族旅行が無くなってしまっていましたので、久しぶりの家族旅行を楽しむことができました。
しかも、美術館で絵を鑑賞するなんて言うのは、滅多に無い経験ではありましたが、ご飯食べながら、「あの絵が…」「あの書き方が…」なんていう話ができるのも、なんとなく良いなぁと思ったり。
次はいつ家族旅行するのかは解りませんが、こういう、美術館等を見に行くだけというのも有りかなぁ…とも思った今回の旅行でした。
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